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御名残四月大歌舞伎 [演劇・ミュージカル]

春休み最後の日となる6日、
この4月いっぱいで建て替えとなる歌舞伎座へ、子ども達と行ってきました。
子ども達はもちろん、実は私も歌舞伎を見るのは初めて。
(高校で「歌舞伎教室」というのはありましたが)。
私が観たのは、11時から始まる第1部の幕見席。
幕見というのは、4階席のみの当日売りの座席。
他の階や売店などには行けませんが、
先着150人(座席90立ち見60)までが1幕~2幕を1200~1500円程度で観ることができます。
大人の映画料金より安いんですね~!
このような仕組みを今回初めて友人から教わりました。
元来何度も通う「通」の人の席であります。
朝10時半からのチケット販売に9時半に着いたところ、
すでに30人ぐらいが並んでいました。
チケットは並んでいる人の数分のみの販売で、代表が何枚も買っておくことはできません。
ここは、とてもきっちりしていました
4階まで年季の入った赤い絨毯敷きの階段を上って中に入ると
幸い最前列がまだ空いていました。
思ったより舞台も遠くはなく、花道は見えませんが雰囲気は十分楽しめます。

もたもたしていると早速、こういう場所で必ずいらっしゃる、親切な年配の女性が私達をみつけ
「小さい子は端の席がいいよ!立って観ても迷惑にならないから!」
と声をかけて下さり、そのアドバイスに従います
しかしこのアドバイスはとても助かりました。
1番端の席は3階の最後列がないので、
新小5にしては小柄な次男も見やすかったようです。
おばさま、ありがとうございました
この方はイヤホンガイドを借りようとする私達に
「そんなのいらないよ。外国語じゃないんだから、わかるわかる。
そんなのつけないで、この場の空気を楽しんで」とおっしゃってくださり、
こういう会話がなかなか楽しいんですよね~
演目は「御名残木挽闇争」と「熊谷陣屋」から1場面ずつ。
共に源平の頃のお話でしたが、勉強不足だったので内容はいまひとつわからず
しかし、染五郎さん、海老蔵さん、獅童さん、勘太郎さん、吉右衛門さんなどなど
門外漢の私でもよく知っている有名どころが豪華に勢ぞろいでした
話はよくわからなくても、舞台はあでやか
そして声、しぐさ、間合いなど、1流の演者の芝居にはやはり見入ってしまいます
「御名残・・・」は20分ほどの短い演目だったのと、動きがあったことから
子ども達も「おお~!」など歓声をあげて見入っていました。
特に次男は「成田屋!」「高麗屋!」などの掛け声に興味津津。
「あれは何!?」と言うので、サッカー少年
それでよかったのかな
彼は舞台の絵をノートにスケッチしたりとご機嫌で
感性が柔らかいうちに間にあってよかったな、と思いました。
しかし「熊谷陣屋」になると動きが少ないのと1時間半と長かったので
2人ともやはり飽きてきてしまいました。
お楽しみのお弁当も終わると次男は漫画に手が伸び、
長男はイヤホンガイドも難しく(結局借りた)眠くなって寝ようとしたけれど、
座席が狭すぎて寝られないという貴重な体験をしていました
まぁ4月から中3になる反抗期真っ盛りの長男については
渋々でもここまで来ただけで御の字、と思います
母のミーハー、かつ準備不足の企画でしたが、
あの歴史の詰まった空間にいたことは、きっと彼らに何かを残したと思います(自己満足?)。
ところで、実は私も「熊谷陣屋」はちょっと眠くなりました。
でも、微妙な心理描写が見せどころなのは観ていてわかったので
筋がしっかりわからなかったのは悔しかった!
吉右衛門さんと富十郎さんの熱演が心に残りました。
次回はもっと勉強してから、是非花道が観られる場所で観てみたいです
歌舞伎はどこか敷居が高いので、いきなり子連れはちょっと勇気がいりましたが
1度体験して親しみがわきました。思い切って行ってよかったです。
値段的にも、全席ほとんどが1万円、というミュージカルなどに比べ、
色々選べて、庶民的だし
4/9(金)「庶民的」で思いだしたことがあるので、ここに書き足します。
チケットを買いに並んだときに「4歳以上のお子様から大人まで均一料金です」と言われたんです。
ということは・・・
未就学児も来て良いってことなんでしょうか~。
実際連れて行くかは別として、これは受け入れ側の感覚としてかなり庶民的だと思います。
今じゃ馴染のない人間にとっては、オペラなみに敷居が高い印象の歌舞伎ですが
実際は違うようですね。
昔は子どもも大人もお弁当食べながら楽しんだのでしょうか。
そんな気取らない雰囲気を、新しい劇場でも残してほしいものです。
4月はこの他にも贅沢で有名な演目が並んでいます(ようです)。
私達は午前の部しか予定が合いませんでしたが
子どもにもわかりやすいのは午後3時からの第2部の「寺子屋」だと聞きました。
出演は幸四郎さん、玉三郎さん、勘三郎さん、仁左衛門さんなど。
また午後6時20分からの第3部「実録先代萩」「助六由縁江戸桜」は
有終の美にふさわしく、さらに團十郎さん、菊五郎さん、橋之助さんなどなど書ききれず・・・
豪華絢爛で、とても見ごたえがありそう。
最後の海老蔵さんの口上も是非聞いてみたかったです。
それぞれの部に幕見席があり、販売開始時間も違います。
私は劇場に混み方の様子を教えてもらってから行きました。
歌舞伎座「さよなら公演」ページ
http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/2010/04/post_55.html
幕見席についてはこちら
http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/2010/04/post_55-Schedule.html

2010-04-08 15:23
音楽劇 劇団新感線RX「薔薇とサムライ」 [演劇・ミュージカル]

「薔薇とサムライ」のプレ公演に行ってまいりました~
チケットを取ってくれた友よ、感謝でござる~~。大変面白う御座いました~~。
プレ公演というのは、初日の前にちょっとお安く観られるというもので、
実は初日は今日なのですね。ですから一足お先に観させていただいた、というわけです。
この作品は昨年私がゲキシネで観た「五右衛門ロック」の続編といえるもの。
私が新感線の作品を初めて観たのはこのゲキシネです。感想はこちら
当blog常連のcolletさん初め、さすが定評があるこの劇団、
その面白さにすっかりファンになりました。
ということで、今回は初生「新感線」となりました。
日本を飛び出し7つの海をまたにかけるようになった盗人石川五右衛門(古田新太)。
ヨーロッパの小国の海で、女海賊アンヌ・ザ・トルネード(天海祐希)と意気投合。
彼女は弱きを助け、強きをくじく、その器量には男も女も惚れずにはいられない
当然、五右衛門もほのかな思いを寄せている・・・。
ところがアンヌがいつも隠しているその左目にはある秘密が・・・。
瞳のまわりに、亡き国王と同じ、黄色い日輪の輝きがあったのです。
ということは・・・・
おりしも宮殿は、宰相ラーカム(藤木孝)と娘マローネ(高田聖子)によって牛耳られ、
王家復興を願うガファス将軍(栗根まこと)と妻エリザベッタ(森奈みはる)は
幼い時に海で行方不明になった亡き王の第8夫人(確か8だった^^;)の娘を探していました。
・・・とまぁありがちな出だしが、ものの見事に料理されていった3時間。
奇想天外な展開、次々に登場する魅力的な人物、
敵も味方も入り乱れ、ドタバタなのに、なぜか辻褄があう絶妙なストーリー、
ギャグ、立ち回り、ダンス、歌・・・
「五右衛門ロック」同様、抱腹絶倒の舞台でした
背景に映像をふんだんに取り入れ、この映像の活かし方がとてもうまかったですね。
あまり書くと面白くないので書きませんが、笑いのモトも、ここからも結構きていましたよ
感心したのは芝居がもうすっかり出来上がっていたこと。
初日の舞台と言うと、まだちょっとぎこちなかったり、
かけあいのタイミングがいまひとつだったりすることもあるのですが
プレでありながら、もう何日も公演をしてきたかのような息のあった舞台でした。
さすがですね~
しかし、出演者のピカイチは何と言ってもゲストの天海祐希さん
この人のための舞台といってよい!
というか、この人を想定して作ったようですが、本当にカッコよかったです
宝塚時代の彼女は全然知らないのですが、
海賊姿も似合うし、オスカルみたいなのも、エリザベートみたいなのも(あ、書きすぎかな
とにかく、みんな似合っていて、さすがさすが
もちろん歌も踊りも演技も最高。
画面で拝見すると、面長で、お顔はあまり小さく感じてなかったのですが
舞台で拝見したら、なんと失礼なことを思っていたのか、と深く反省
まぁまぁなんて小さなお顔。そしてなが~~い足!
五右衛門役の古田新太さんもいつも通りの存在感。
けど、結構かんでました!
かむって聞いてますけど・・・やってましたね~~
友人が言うには、天海さんと絡む時に特に多かったって。そういえば・・・
なんでも古田さんは天海さんの大ファンとか?
やはり心は少年に戻って、緊張したのでしょうか。
上記の出演者以外も簡単に書くと、
アンヌに心を寄せる隣国の王子シャルル(浦井健治)、
綺麗な高音と、その及川ミッチー顔負けのベタぶりがみもの。
なぜか五右衛門をつけ狙う、賞金稼ぎの日系人デスぺラード豹之進(山本太郎)、
山本さんがこんなに可笑しくて、そして歌がうまいとは知りませんでした。
それから、悪玉海賊(海賊に良いも悪いもないけどさ)のバルバ(橋本じゅん)、
このキャラがね、やっぱり1番笑えますよ~。クククク・・・・
それから宰相ラーカムの孫娘ポニー(神田沙也加)、かわいかったです。
役はブリッ子と言われた聖子さんをイメージさせるような感じでしたが
そつなくこなして、声はお母さんとは違ったタイプに感じましたが、上手でした。
彼女や、天海さんの宝塚パロディに限らず、「これパロッてるね」っていうのは
たくさん出てきて、もう忘れてしまったけれど、とにかくずっと笑ってました。
主な舞台が宮殿になるので、きれいな衣装で、前作より麗しい感じではあります。
(下ネタもないし)
その点を不足に思うか、安心して観られるととるかは、人によるかな。
けど、スピード感があって面白いということに違いはない。
かなり完成された状態でしたが、それでも一人ひとりのテンションは
まだまだあがって行きそうですから、
これから観に行く方は、大いに期待してよいと思います。
特に1階舞台に向かって右側の席の方、非常に羨ましく2階から見てました!
付け足し
昨年見損ねた、上川隆也、稲森いずみ、堺雅人が出た「蛮幽鬼」は今秋ゲキシネで観られるのですね
2010-03-18 15:08
映画「しあわせの隠れ場所」 [映画]

ひな祭りに、自分へのご褒美。元気になれそうな映画を観てきました
薄幸の黒人少年マイケルと、彼の後見人となってサポートした主婦リー・アンとの
心温まるヒューマンストーリー
このマイケルとは、全米で知らない人はいないという、アメフト選手のマイケル・オアー。
彼の生い立ちが出版された時は、全米が驚いたのだそうです
と言うわけで、この映画は実話がもとになっています。監督はジョン・リー・ハンコック。
彼を引き取るリー・アンを演じる主演のサンドラ・ブロック。
この役ですでにゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞。
アカデミー賞の主演女優賞候補にもなっています
(ついでに、作品賞にもノミネートされています)
彼女は男優女優合わせて、今アメリカで1番人気の俳優なのだそうですね
日本では「スピード」で知られるようになったのでしょうか。
たくさんの作品に出ていますが、私はあと「イルマーレ」を観た程度です。
正直、女優としての彼女にそれほど大きな印象はありませんでした(可もなく不可もなく?)。
人気の秘密は、幅広い演技力と、オープンな性格だそう。
確かに「スピード」と「イルマーレ」は全く違うジャンルですが、
全然違和感はなかったので、そこが才能なんでしょうね
そして、思ったことを明るく話して、周りをHappy
ちょっとアネゴ肌の性格が幅広い人気の秘密のようです。
彼女は私と同年代。1番人気と言われると、なんだかとても心強い!
この作品はそんな、周りに流されない彼女にピッタリのご機嫌な1作でした
ちょっとイイ気分になりたい人にはうってつけの映画だと思います。
マイケル(クイントン・アーロン)は、
父親の顔を知らず、薬物中毒の母親とは幼い時に引き離されるという、恵まれない環境で育ちました。
しかし彼は、あるミッションスクールへ編入することになります。
そこはリー・アンの子ども達が通う学校でした
基本的な学習が身についていない生徒に、先生達は戸惑いますが、
アメフトのコーチは、彼の恵まれた体格と運動能力の高さに期待をかけていました。
ある日、身を寄せる家でいたたまれない思いをしたマイケルは、
寒空の中、シャツ1枚でとぼとぼと夜道を歩き出します。
そこを通りかかったのがリー・アン一家の車
「ママが何かを決心した時の目だ」と子どもたちに笑って見せる夫ショーン(ティム・マッグロウ)。
このシーンが映画のCMで使われてますね
一家は裕福で、家もちょっとした邸宅。
連れて帰ったものの、盗みでもしないかと不安な1夜を過ごす夫婦。
しかし、翌朝彼らが目にしたのはソファーの上に綺麗にたたまれた毛布
マイケルは、育った環境に染まらず、とても平和的で心優しい少年だったのです。
こうして、一家とマイケルは次第に本当の家族のようになっていきます・・・。

この家族がとても素敵でした
夫ショーンは飲食チェーン店の社長。リー・アンもインテリア関係の仕事をする恵まれた家庭。
どうやら熱心なクリスチャンのよう。

リー・アンは困っている人を見ると放っておけないたちで、すぐ行動にうつす竹を割ったような性格。
そのリー・アンをくすくす笑いながら見守っている夫ショーンがまた、いい
ちゃっかり者の弟S.J.(ジェイ・ヘッド)。なんか我が家の次男に似てました
素直で聡明な姉コリンズ(リリー・コリンズ)。
アンが連れてきたマイケルを、他の家族が温かく、
でも特別に気を使うわけでもなく迎え入れてゆく姿が見ていて気持ちよかった。
マイケル自身も、実はとても愛すべき少年だとわかってきます。
無口で、自信なさげで、孤独な顔の裏には、
大事なものを必死で守ろうしている、とてもピュアで賢い少年がいたのです
この作品でメジャーデビューというクイントン・アーロンが、ナイーブな内面をとてもうまく演じていました
持ち前の善意で始めたリー・アンも、どちらが与え、与えられているのかわからないと感じるようになります・・・。
ストーリーは、彼がアメフトの能力を開花させていけるかがカギになっていくのですが
しかし、そこには壁が
マイケルは人並み以上に保護本能の強い平和主義者だったのです。
映画にも出てくるのですが、彼は絵本「花の好きな牛」のフェルジナンドだったのですね。
闘牛のフェルジナンドは戦わずにお花畑に戻りました。でもマイケルは?
激しいぶつかりあいのあるアメフトで、どうやって彼の才能を引き出せばよいのか。
でもリー・アンにはその方法がわかっていました・・・。
全体的に見ていて安心で平和な展開なので、
正直アカデミー作品賞にノミネートされるほどパンチはない気もしましたが、
ほどよいメリハリが効いていて、だれることはありませんでした。
「薄幸の少年を引き取って・・・」などといっても
内容はカラッとしていて嫌味がなく、笑えるシーンも多かったし
これもリー・アンの性格のゆえなんでしょうね。
ただ元気なだけでなく、食事の時のしつけの様子や子ども達が小さい時に読んだ絵本の話から、
リー・アンの良質なしつけも伝わってきました。
元気で明るくて、メリハリがきいた心配りのできる
理想的なお母さんであり、妻。
映画を観ていたら
「わたしも元気にお母さんを頑張ろう!」という気持になってきたから映画って不思議です
出演者をチェックしていなかったのですが、
後半思わぬ大物女優さんが登場して嬉しかったです。
エンドロールには本物のマイケルとリー・アン一家の姿も映し出されてさらにHappy
残念だったのは私にアメフトの知識がほとんどなかったこと。
ルールを知っていれば、もっと笑えたんだろうな~。
映画HP http://wwws.warnerbros.co.jp/theblindside/

- 作者: マンロー・リーフ
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1954/01
- メディア: -
2010-03-03 19:43
韓国ドラマ「善徳女王」9話~30話ぐらいまで [韓ドラ(サ行)]

25話あたりで1度感想を書きたかったのですが、時間がなくて放っておいたら
いつのまにかこんなになってしまいました。
このままだと番組終了しそうなので
一応30話あたりまでの感想をおぼえがきします。
前は8話までの感想だったので(こちら)、続きだと9話からですが、
観返して書くわけではないので昔のことはかなり忘れてるし、
厳密に30話まで、という風にもならないと思います。
また、思い出すままつらつら書くので、まとまりに欠けそうですが、ご容赦ください。
大人になったトンマンは、
ユシン郎率いる花郎徒の1員となって修行に明けくれる一方、
チョンミョン(パク・イェジン)とも姉妹と知らないまま友情を深めています。
そして、だんだん自分の素姓を知ることになり、ついには公主と名乗りをあげる・・・
というのがこのあたりのお話ですね!盛り上がりますよ~~
しかし、大人時代になってまず思うのが、「ユシンが老けてる・・・」ってことですね
あちらでミスキャストと騒がれたと聞いて、「なぜ?」と思ってましたが
これはオム・テウンの演技が悪いというより、
子ども時代には、花郎のリーダーの中でも明らかに1番幼くて
馬鹿にされていたユシンが
大人俳優になったら今度は明らかに1番年長(に見える)・・・
というのがどう見てもおかしい。
このキム・ユシンと言う人、新羅、百済、高句麗を統一した名将だそうですから
ある程度威厳がなくてはいけないのでしょうが、でも、違和感は否めません・・・。
あと、大人時代の序盤は色々な戦いがあって見ごたえはあるのですが
あり得ない起死回生はちょっと笑えます。
トンマン役のイ・ヨウォンは自然でいい感じです。今まで女らしい役しか見たことがなかったので新鮮です。
やっぱりこの女優さん、好きだなぁ
ところで、前回の感想で、
「トンマンは幼い時から男の子として育てられた」のように書いたところ
「『わたし』と言っている場面がある」と、
このblogを読んだ方に教えて頂きました。
年末に放送された総集編をちらっと見たところ、
確かに「わたし」と言ってました。
男まさりな女の子でしたが、男装したのは途中からなのですね。
失礼しました。教えて下さってありがとうございます!
前の記事も訂正させて頂きました。
さてさて、話はずっと面白いのですが、トンマンの素姓がわかるまでは、やっぱりちょっとじらされますね~。
で、ここでも見どころはミシル(コ・ヒョンジョン)で。
ミシルがトンマンを気に入って部屋に呼んだりするのですが
この時のやりとりなど、とても面白いです。
トンマンは子ども時代に比べると、男の中で訓練していることもあって
ちょっと頼りない感じですが、これはまたきっと、変わっていくのでしょう・・・。
ユシンとトンマンは特別な絆を築いていくのですが
このあたり、もっと描いても良かったのに、と思いました。
特にユシンの秘めた思いがもっと描けていれば、
後のストーリーがさらに盛り上がったのに、と個人的には思いました。
なんとなく、ユシンの見せ場が足りない感じがします
その一方で台頭してくるのがアルチョン郎ですね。ユシンと親友になっていく花郎リーダーの一人で
イ・ジュンギ似のイ・スヒョンが演じてます。
彼がなかなかイイ感じで、すっかり出番が増えたようですね
目が細いタイプは好みじゃない私も、ご贔屓です
意外に張りのある響く声がまた素敵です(歌がうまそう^^)。
で、もう一人イケメン君が出てきます!
ピダム(キム・ナムギル)です。なかなか腕のたつ若者で、
彼がトンマン達とムンノとの接点を作ります。
斜に構えた感じが魅力ですが、
話が進むにつれてちょっと意外な感じになっていきます。
かなりのキーパーソンです。
だって、お母さんはあの方ですからね・・・・!
ムンノ(チョン・ホビン)は出そうでなかなか出てこないのですが、ごめんなさい!ちょっと観直したら、
ムンノの見せ場はまだこの後だったみたいです。
彼については、また次回にも触れますね!
しかし、ミシルがあまり年取らないのに、
なぜか彼は初老風・・・。
(いや、ミシルが異常なんだけど)。
でもこの渋い魅力がいいですね
一方、ミシル派の悪だくみ衆もなかなかいいですおバカなハジョン(キム・ジョンヒョン)やミセン、私好きです。
特にミセン役のチョン・ウインイン(写真右)はさすがですね。
あの話し方、耳に残ります。ククク・・
トンマンが公主となっていくあたりは、
韓国の歴史物が得意とする、知恵比べみたいな話がたくさんあって面白いです
ただ、小道具がちょっとちゃちいかな~~
地面からお告げの碑が出て来るところとか、ユシンが木刀で打っている岩とか、
どう見ても「つくりもの」で、日本の「美術さん」にはありえない気がしました
それに短い間に月食と日食が次々起こる・・・?という設定もねぇ。
韓国がアバウトなのか、日本人が几帳面すぎるのか・・・・。
で、ピリリとさせるのはやはりこの方。
次第にミシルがトンマンに脅威を感じ始める微妙な表情は素晴らしい
息子も「この人色んな表情ができるね」と驚いていたのですが本当に「焦り」も何通り、「不安」も何通り、「怒り」も何通りもあって
ミシルという人がよくわかります。
ミシルは「三国志」の曹操と同じで(1年以上かけてやっと読み終わりました)
敵であっても優れた人物には敬意を表するんですよね。
単なる悪党ではない。
ただ、「三国志」でも劉備が漢王室の復興という大義を掲げたのに対し、
曹操には自分の欲という以外の大義がなかったのと同じで
(私が読んだ本はそんな描き方でした)
ミシルにも大義が欠けているのが弱点なのかも。
ミシルが「民は愚かなもの。飴と鞭でいいなりにさせて統治するのが彼らの幸せでもある」と言うのに対し
トンマンは民に知恵を与えて自立させようとし、でもそれを望まない民に苦労します。
このへんも単なる権力争いの話ではなく、深みがあって面白い。
現代の「国民」は、教育も受けていて昔とは全然違いますが
でも、ちょっと現代にもあてはまる部分があるようにも思いましたよ。
後半はだんだんミシルの悲しさまでが見えてきますので、ミシルファンはお楽しみに。
(あ、ちょっと先まで書きすぎたかな!?)
ミシルも若いころはこんななりで戦いに出ていたんですよ。ミシルの知られざる過去も出てきます
そして!ソルォンファンの方!お待たせしました!
彼はミシルの1番の理解者となり支えていきます。ソルォン(チョン・ノミン)。
若い時はミシルのツバメ風でしたが(すみません!)
いやいやどうして、なかなかの包容力です。
こちらもお楽しみに~~~
2010-01-29 22:23
映画「オーシャンズ」 [映画]

早くも今年3本目の映画を観てきました。
最新機器を駆使し、製作費70億円をかけた
海の大型ドキュメンタリー「オーシャンズ」です。
監督はジャック・ぺラン&ジャック・クルーゾーという2人のジャックさん。
おふたりは01年にも「WATARIDORI」という作品を製作したそうですが、未見です。
ジャック・ぺランさんは、
「ニューシネマパラダイス」で成長したトトを演じた方なのですね。
NHKの「ダーウィンがきた」など、動物番組が大好きな子どもたちにせっつかれ
初日の金曜日、学校が終わって午後6時の回にホットドッグ片手に入場しました。
と、映画の感想に入るまえに、25日の朝日新聞夕刊の記事をご紹介します。
2010年は、国連が定めた「国際生物多様性年」・・・
・・生物多様性は、地球上の様々な生き物の複雑なかかわり合いや
営みを示す言葉だが、抽象的でイメージしにくいのが課題。
一方多様性の保全や、そこから得られる利益の公平な配分などが
世界的な課題となっている。・・・・・
要するに、
自然界の生命が、様々な個性を持っていることがいかに大切か
ってことですね。でも、それを理解するのが難しいと・・・
いや~それなら、この映画を観るに限ります
映画の中でも最後の方で「この多様性が大事・・・」と解説されましたが
このナレーションが流れる頃には、
この私でさえ、言われなくてもそのことをイメージできていましたから。
それもお説教くさくはなく、
むしろ芸術的な美しさ、不思議さに夢中で見とれているうちに、
いつのまにか心に入ってきていた、という感じです。
人間がつくるどんなものにも負けない美しさが海にはあるんだな~と
人間があれこれやっている間に、この雄大な海では、
こんなにも様々な生き物達の営みがあるんだな~と、
なんとも言えない深い感動を味わいました。
映画が始まってすぐ、引きこまれるのが、イルカの大群が、イワシ(確か)の大群を追い詰め、
空中ではそのおこぼれにあずかろうと、これまた鳥の大群が舞っている・・・
という、スピード感あふれる大迫力のシーン。
ここからずっと海の躍動感、静寂、神秘性etc・・に引き込まれたままになります・・・
狩りのシーンは、陸の生き物でも観ますが、海ではその数が違うんですね。
狩り以外にも集団の様子が出てきましたが、その数の多さに圧倒されます。
そしてもうひとつは巨大さ。とにかくデカイやつはとてもつもなくデカイ
かと思うと、カニがのんびりと浜辺を横切るような癒しの風景も映し出され
はたまた「あなたは一体・・・?」と言いたくなるような
ユーモラスで正体不明な魚達も出てきて、思わず笑ってしまったり
本当に海っていろんな生き物を包んでいるんですね。
まさに命の宝庫
これは陸の比ではないそうですよ。
印象に残ったのは、生まれたばかりのウミガメの赤ちゃんが大急ぎで海へ入ろうとする
そのそばから鳥達が容赦なくさらっていく光景。
生まれて数分も経たないうちに奪われる命。
でも、決して全てを食べてしまうことはないのだそうです。
増えすぎないことが、絶妙な自然のバランスだというのは、よく言われることですね。
また、大きな魚が、小魚に寄生虫をとってもらったりと
狩り以外の微笑ましい様子も観られました。
その絶妙のバランスに、人間がどう関わってきたのか、もちろんそのことも出てきます。
けれど、先ほども書きましたが全てが芸術のように描かれている映画なので
押しつけがましくはありません。でも、それが却って心に残ります。
撮影では一切生き物を傷つけたりしていないということでしたが
一体どうやって撮影したのか、その苦労に頭が下がります。
海の中に一緒に入ったような、心地よい青さを見せてもらいました。
また、この映画のこうした魅力は、映像の素晴らしさだけでなく、
音楽によるところも大きいと思います。音楽の使い方がとてもよかったです。
そして、日本語版の宮沢りえさんのナレーション。
落ち着いた明るいトーン、聞きやすい発音・・・この映画に溶け込んでいました。
日本語版の主題歌は平原綾香さんと藤沢ノリマサさんの歌う「Sailing my life」。
それからちょっと疑問が。
海の中の生物が動くたびに音が入っているのがとてもよかったのですが
これは、後からそれらしい音を入れたでしょうか?
素人なのでよくわかりませんが、本当の音を海中で拾うなんてできるのかな。
しかし、この音があるのとないのとでは、観ていて全然違うと思いました。
2時間があっという間で、ゲーム大好きな小4と中2の兄弟も
まったく飽きずに観ていました。
3月5日まで子どもは500円で観られますから、是非親子で観に行ってくださいね
もちろん大人の人にも是非是非お勧めします
こういうの、TVで観ているから・・・と言わずに、是非映画館で
映画「オーシャンズ」公式HP
http://oceans.gaga.ne.jp/
2010-01-27 15:25
映画「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」 [映画]

行ってきました~~!!
とてもよかったです~~!!
千秋はパリの老舗オケ「ルー・マルレ・オーケストラ」の常任指揮者になるのですが
このオケがとんだ食わせ物
歴史はあるのですが、今では落ちぶれてしまって、団員の1/3は辞め、
急場しのぎの助っ人でしのいでいる始末。
財政的にも厳しくて、団員の士気も低い・・・
そして、気難しそうで、千秋にも冷たいコンマス・・
実は「安く上がる若手」として抜擢された千秋だったのでした
さて、どうする千秋・・・
一方、のだめはなぜかフランスに突然現れたRuiに、やきもき・・・
音楽良し
お馴染みのキャラも、新しいキャラも登場し、
相変わらず面白いシーンもたくさんあって、と盛りだくさんだったけど、
お話自体がしっかりして、演奏シーンも見ごたえがあったので期待通り。
やっぱり映画館で観てよかったです
そして今回は何と言っても、千秋様を堪能しつくせたことがなにより良かったわけで
指揮はますます磨きがかかって、とても自然で、うっとり
それに、単なる棒降り以外も、見せてくれたし
これから観る方はお楽しみに
「ルー・マルレ・オーケストラ」は、架空のオケかと思いますが
こんなふうに、落ちぶれてもずっと見守っている地元ファンがいる小さなオケが、
ヨーロッパにはたくさんあるのでしょうね
この長く根付いている文化が、底力なんだろうなぁ。
聴衆役の外国人エキストラの皆さんの表情や聴き方もとても自然で、
演奏もさることながら、そんなことにも感心してしまいました。
クライマックスの演奏シーンは感動。
立ち上がって拍手したい衝動に、映画館のみんながかられていたと思います。
またしても単純な私ですが、やっぱりいいものを作り出す努力って素晴らしいですね
私も、名もないママさんコーラスの小さな発表だけど
6月のコンサートに向けて、気合い入れよう!!と思いを新たにしました
それから、今年はクラシックのコンサートに行きたいなぁ。
「のだめ」を観ると、なぜかいつもこう思ってしまいます。
それにしても、あまりに盛りだくさん過ぎて
パリの街や数々のホールは、堪能し切れないうちに観終わってしまったので
色々勉強?してからもう1度ゆっくり観たい気もします。
かな~~り贅沢だったのではないかと思います。
特にホールはフランス以外も含めて苦労してロケ地を捜したようですが
どこも雰囲気が良くて、とても素敵でした。
もう1度観たいと言えば、
最後の方で千秋がのだめに心に残ることを言っていたのですよね。
ちょっとぼ~~っとしていて聞きそびれてしまいました。
覚えている方がいたら、教えてください。
確か「考えながら演奏する(←ここがちと自信なし)のが○○で、
何も考えずにするのが△△(カンタービレの語源)」とかって。
どちらがいいとか、そういうことではなく、どちらも意味があるというような感じでした。
○○は「ムジーク」に似た言葉だった気がします。
樹里ちゃん、玉木君、そして竹内監督がみえるそうですよ。
18日まで申込受け付けているそうですから
興味のある方は、Tryしてみてはいかが?申し込みはこちら
後篇は4月公開。のだめは千秋に追いつけるのか?
皆さん、見に来てね~
2010-01-13 16:47
映画「アバター」 [映画]

昨年はほとんど見なかった娯楽大作からスタートです。
「タイタニック」「ターミネーター」のジェームズ・キャメロン監督渾身の作品。
CGの技術と、3D映像が話題となっています。
(いつもに比べるとネタバレ気味の感想なので、未見の方は注意してください)
22世紀、「パンドラ星」にある高価な鉱物採取をもくろむ地球人。
しかしパンドラ星の原住民(ナヴィ)の反発を受け、計画は難航。
そこに送り込まれたのが、元海兵隊員のジェイク(サム・ワシントン)。
彼の任務は、ナヴィと同じ姿をしたアバター(分身)に意識をリンクさせ
彼らの中に入り込んで敵状視察する、いわばスパイのような役目。
アバターは、パンドラ星人と人間のDNAを結合して作られていて、
この星の毒ガスの影響を受ける心配もありません。
ところが彼は、生命を畏敬し、神秘的な世界を維持して生きている彼らに徐々に惹かれていく・・・。
ストーリー的にはケビン・コスナーの「ダンス ウィズ ウルブス SF版」のようなお話。
パンドラ星人はインディアン風にも見えるから、本当にモチーフはここらへんにあるのかもしれませんね。
しかしこの映画は題名通り、「アバター」というのがみそ。
アバターである間は、ジェイクの本当の体はカプセルの中で眠っている状態で
意識(脳)だけがアバターと共にパンドラ星人の中にいる、ということなのです。
実は最初私はこの設定になじめなくて、「この話だめかも
生身の人間も登場するのに、彼ではなく、彼の意識を持った「アバター」が主人公になる。
これって究極のバーチャルな世界ですよね。
なんだかピンときませんでした。
でも、不思議なことに、次第にこのアバターであるジェイクに違和感がなくなってきて・・・・
・・・と思ったら映画のジェイクも「どっちが本当の俺なんだ
つまり、私は結局今回も、製作者の意図したとおりに
いつの間にやら素直に話の中に入り込んでいた、というわけです、はい
ジェイクはパンドラ星人、特にそこの族長の娘に心惹かれていくのですが
でもここに大きな問題が
誰かにカプセルのボタンを切られたら、自分の意識は自分の体に戻ってしまう、
つまり自分の意思でアバターであり続けられないのです
ここがクライマックスに影響していきます。
わくわく
言葉や、文化、そして戦い方を学び、成長していきます。
またパンドラ星には不思議な生き物がたくさんいて、最後は彼らを交えての決戦になるのですが、
このあたりは「ナルニア物語」を観ているような面白さがありました。
この最後の戦闘ーンは圧巻でした。
もうCGとか生身とか、どうでもよくなって、ただこの話に引き込まれていました。
この作品のすごいのは、2つの違うものを自然に融合させているところだと思います。
1つは実写とCGの融合。
この映画のCGは本当に自然でした。
幻想的でおとぎ話のようなナヴィの世界が豊かに表されていて、
実写との流れに違和感が全くありませんでした。
また、ストーリー的にも、
ジェイクの背景(双子の兄の存在や足が不自由であること)を細かく描写するなど現実感を持たせる一方で
ナヴィの世界は、まるでおとぎの国。
この2つの異質なものをスムーズに行き来させていたところが
この映画の質感を高めていると思いました
ただ、終わりにいくほどおとぎ話色がどんどん濃くなったので、
もう少し何かピリッとくるものがあってもよかったかな、とは思いましたが。
私は3D映画を観るのは初めてでした(ディズニーのアトラクション以外初めて!)
この作品の3Dは飛び出すというより、奥行きや臨場感のある感じで、品があってよかったです。
けど、3時間近くだったので、やっぱりちょっと疲れました。
疲れたと言えば、ジェイクも相当疲れただろうなぁ。
アバターが眠っている間、彼は人間の体に戻って
ご飯を食べたり、作戦本部に報告をしたりしなくてはならないので
彼が本当に眠れたのってすごく短かったと思うのです。
途中からそれが気になって
実際ジェイクはすごく痩せていくし・・・ユンケルあげたくなりました。
2010-01-06 16:09
「JIN-仁-」 [ドラマ(日本)]

なんのコメントもしないまま、先週終了してしまいました
大沢ファンのはしくれとして、今更だけど、おぼえがきしておきます
現代の医者が幕末にタイムスリップする物語。
タイムスリップというミステリーに、医療、恋愛、ヒューマンドラマ、時代劇と、
様々なドラマの魅力がひとつに詰まった面白い作品でした
仁は決して完全無欠なHEROではないけれど、
坂本竜馬、緒方洪庵などの歴史上の英雄と交流しながら
医者としてこの時代に何をなすべきか、
悩みながらも懸命に生きる姿が、さわやかに描かれていましたね
大沢さんはスケールの大きさ、やんちゃな感じ、そして優しさなどなど、持ち前の魅力が溢れてました
長いこと大好きな映画
こうして毎週会える
しかも、とっても良い意作品だったし、共演者もよかったし、言うことなしです
漫画では現代の恋人である「未来」は登場しないようですが、
この未来の存在を入れたことで、物語にもより深みが出たのではないでしょうか。
タイムスリップすることは実際にはあり得ないけれど(多分・・・)
今の自分にできることを精いっぱいやる勇気と、
その結果を天に任せる勇気と、両方が大事なのかなぁと考えさせられました。
最終回、迷いながらも野風の手術をした仁が、去っていく野風に
「野風さんを治せてよかったです
このドラマでずっと仁が葛藤してきたことへのひとつの答えでしたよね。
あのシーンの大沢さんの、微妙な表情もさすがだったし
そしてあの時の野風の表情も、それまでの花魁の彼女とはちょっと違って普通の女性となっていて
でもやっぱり彼女らしく凛としていて、素敵でしたね!
花魁言葉、ちょっと巷で流行っているようでありんすね
中谷美紀さんは、NHKの白州正子役といい、
独特のセリフまわしを上手にこなすので感心します。
坂本竜馬役の内野聖陽さんもとてもよかったです。
放映前に、漫画を読んでいる方が、「大沢さんとキャストが逆では?」
と書いているのをどこかで読んだのですが
確かに逆も面白そうですが、
軽妙洒脱で、計り知れない懐の深さを持つ竜馬を
内野さん、バッチリ演じていらっしゃいました。
深刻になりがちなところを、内野竜馬がサクッと斬ってくれて
実際の竜馬もこんな人だったのかな、と思いましたよ。
そして綾瀬はるかちゃん。
「鹿男あをによし」でもそうだったけれど、かわいくておっとりしているのに
芯が強い、好きな人のために一途になる、こんな役が本当にお似合い
この時代ならではの、控えめな感じに胸がキュンとなった方も多いのでは
最終回、「これでよかったんですよね」と何度も問いかける仁に
咲が一晩中頷いていた、というシーンに、じ~~んときました。
なかなかこんなふうに、誰かを支えることはできませんよね!(相変わらずドラマに入り込む私・・・)
最終回の終わり方は、みなさんどう思われたでしょうか。
私はやっぱり続編を期待してしまいました。
未来らしき女性が講義をしているところで終われば
タイムスリップの謎など、不可解な点が残ってもそれなりに納得しましたが
最後にまたあの「胎児君」がピカーン!
やっぱり気になります。
それと、個人的には武田洪庵は見所が多く、満足だったのですが
小日向海舟にもうちょっと見せ場が欲しかったな、と思いました。
今回大沢さんが白衣着て悩んだりする姿を観て
ついファンになったきっかけであるドラマ「星の金貨」を思い出したりもしました。
あの作品でモデル出身だった彼の人気が沸騰
しかしその後、演技に悩むインタビュー記事を読んだこともあります。
「最初の頃の作品を観ると、下手だけど訴えてくるものがある。
今の自分はそう演じられていない」というような内容でした。
でもその記事ももうずいぶん前のこと。
映画の世界で切磋琢磨して今ではすっかり安定した役者さんになった大沢さん。
と言ってもひとつところに留まらないのが彼の魅力。
今後も本当に楽しみにしています
できれば、たまにドラマも出て下さいね~
2009-12-28 21:21
舞台「十二人の怒れる男」 [演劇・ミュージカル]

とうとう11月は1回しか更新しませんでした
あの後今度は長男が新型インフルエンザになり
また自分の予定をキャンセルして、なんだかんだとやっていたら
すかり調子が狂って文字を書く気が失せてしまって・・・・
ま、というのは言い訳で、前にも書きましたが、本来怠け者なんです
幸い、私はうつったりせず、子ども達ももう元気ですので、ご心配なく!
そんな中、今年最後と思われる観劇には、しっかり行ってきました。
実は先日終わってしまったのですが、シアターコクーンで上演された
蜷川幸雄演出、中井貴一主演の「十二人の怒れる男」です。
1957年にシドニー・ルメットによって映画化され、
ヘンリー・フォンダが主演した名作なので、話を知っている方も多いですよね。
映画はずいぶん前に観ましたが、とても衝撃を受けました。
記事をupしたときに「中井貴一」さんのお名前を全て「喜一」と間違えてしまいました。
ご指摘くださったyamagtxpさん、ありがとうございます。
中井貴一さん、ごめんなさい!
スラムで育った少年が父親を刺殺した容疑で裁判にかけられます。
裁判の後、無作為に選ばれた密室で12人の陪審員が有罪か無罪かを決めます。
有罪の場合は死刑が確定されます。
少年は父親に虐待されて育ち、動機も、証人もいて,
集まった12人の陪審員達のほとんどが彼を有罪と思い
さっさと形だけの審議をして帰ろうと思っていたのです。
しかしただ一人、8号の男が
「一人の人生がかかっているのだから、本当に有罪なのか話し合おう」と言い出すのです。
「あいつに決まっているだろう、アリバイもはっきりしない、証人もいる、
大体あいつはスラムで育った、どうしようもない奴だぞ、時間の無駄だ」と、
変わり者に悪態をつきながらも、しぶしぶ検証を始める男たち。
本当にそうだったのか、ひとつひとつ可能性を考えていくと「絶対」と思われたものが揺らぎ出し、
最初は1対11で有罪だった票が次第に変わり始めるのです。
約2時間後、驚くべきことに彼は無罪だと、全員が認めることになって、話は終わります。
舞台には大きなテーブルに椅子が12個。
上演中の2時間の間に、場面転換や時間の早回しは一切なく、
観客も、その話し合いの1部始終を聞くことになるのが醍醐味。
舞台を囲むように観客席が置かれ、俳優たちは360度から見つめられます。
私は中2階席の、舞台に向かって右手上方から観ました。
俳優がこちらに背を向けると、表情がわからない時があるのが残念でしたが
全員の動きを全て観ていられるのがとても面白かったです。
初めて観た映画では、話の展開に驚きましたが、
今回は一人ひとりの人物象にとても引き込まれました。
話し合っていくうちに、有罪か無罪かの検証というより
思い込み、偏見、それぞれの過去、気質、そういったものが
人を判断する時にいかに影響するかが描かれていきます。
個人個人の過去や人間性を浮き彫りにし、激しくぶつかる(怒る)シーンの連続でしたが
12人全てのキャストの演技が素晴らしく
カーテンコールで現れた中井貴一さん以下全ての俳優さんが
本当に魂を注いで演じたことが感じられて拍手は鳴りやまず
私も本当に「いいものを観たなぁ」と心底満たされました。
ちょっと話がそれますが、英語では「guilty(有罪)」と「not guilty」なんですよね。
つまり「有罪」か「無罪」かではなく、「有罪」か「有罪ではない」かなので
日本語の「無罪」というのは、ちょっと言葉から受ける印象が違うようにも思いました。
舞台でも「有罪と言い切れるのか」、ということに焦点を当てていましたし。
「じゃあもし有罪の者を許したとしたらどうするんだ」と言われて
8号の中井貴一さんが絶句するシーンも印象的でした。
帰り際、誰かが「こんな感じなら裁判員制度も悪くないわね」と話していました。
今上演されたのには裁判員制度のことが大きかったと思います。
観客も色々な層がいて、立ち見の方も多く、関心が高いのがわかりました。
でも、最初に「無罪」の可能性を言い出した8号(中井貴一)も、
最後まで「無罪と言い切れない」と反対していた4号(辻萬長)も、
12人の中では最も冷静で頭脳明晰な2人に見えました。
つまり、感情に流されないで、最後まで見極めようとした2人が
議論の根を支えていたのですね。
感情に流されやすい私は、改めて人を裁くことの難しさを感じました。
それにしても連日あれだけどなり続けても声が枯れない、西岡徳馬さん、大門伍朗さんは
なんと強い声帯と正しい発声法をお持ちなのでしょうか・・・!
出演はいずれもテレビで1度は見たことがある有名な方ばかりでした。
石井愃一(1号)柳憂怜(2号)西岡徳馬(3号)、辻萬長(4号)筒井道隆(5号)岡田正(6号)大石継太(7号)中井貴一(8号)品川徹(9号)大門伍朗(10号)斎藤洋介(11号)田中要次(12号) 新川將人(守衛)
私は実は見たことがないのですが、こちらも評価が高いですよね↓
2009-12-07 15:00
映画「母なる証明」 [映画]

本当に久しぶりの更新です。
ちょっと色々あってサボっていたのですが
1度サボり始めると癖になりますね~
生来のいい加減な性格が顔をもたげています・・・
韓国の鬼才ポン・ジュノ監督の最新作「母なる証明」を観たのも
もう1週間も前なのです、実は。
観た後の高揚も薄れてきたので結構アバウトな感想になりそうですが
よければお付き合いください。
殺人の罪に問われた息子(ウォン・ビン)と
息子の無実を晴らそうとする母(キム・へジャ)の物語です。
この息子は軽めの知的障害があるようです。
父親はなく、母は漢方薬店を細々と経営しながら、苦労して育ててきたのです。
そこに降ってわいた息子の殺人容疑、逮捕。
まさか、虫も殺せない息子に限って・・・!
記憶力も理解力も十分でない息子を励ましながら
母は一人、真犯人を探そうとします。
「殺人の追憶」のポン・ジュノ監督ということで、今年「チャイサー」を観た私は、
怖いものはしばらく観たくない
怖いシーンはなく、ホッ
親子の愛情の機微と、真犯人を捜すミステリーがうまく合わさって、見ごたえがありました
それと、「チェイサー」でもあった、
警察の怠慢みたいなものが、ここでも描かれていましたね。あとはと貧しさも・・・。
ウォン・ビンはけがで兵役を途中リタイア後、元気な情報をあまり聞きませんでしたが
この役で大人の演技派としての脱皮に成功しましたね
私は彼を観るのはシン・ハギュンとの共演「マイ・ブラザー」以来でしたが、
5年ぶりの復帰作ということなので、この作品以来ということになるのでしょうか。
難しい役でしたが、無垢な彼の瞳
そして母役のキム・へジャ。
韓国に皇室が残っていたら?という設定で一世を風靡したドラマ「宮」の、
優しい皇太后役で、初めて知ったのですが
あちらでは長く「韓国の母」と呼ばれているベテラン女優さんなのですね。
気品とかわいさを併せ持っていて、ちょっと吉行和子さんに似た雰囲気を感じます。
今回はそれだけでなく、捨て身で息子を守ろうとする母の強さと、そして弱さが
ビシバシ伝わってきて、さすが~
ますます好きな女優さんになりました。
この母の執念に共感できるかは人によると思いますが
二人の息子のいる私は、彼女ほど行動には移せないように思いますが
気持ちは十分に共感できました。
拉致被害者のご家族の方もそうですが、親が声を出し続けなければ
誰もわが子のことは考えてくれなくなると私は思います。
誰になんと言われようと
最後の方で描かれる親子の絆は、ぐっときました
ラストはいかにも韓国らしいというか
日本人にはスッキリしないかもしれませんね。
私も好きとは言えないのですが、でも映画の終わり方としては渋くてよかったです。
それにしても、韓国の方は歌や踊りが生活に沁みこんでいますよね。
人の喜怒哀楽のそばにいつも歌や踊りがあって、感心します
今回のキム・へジャの踊りも胸を突かれました。
ウォン・ビンの友人役のチン・グが、とてもよかったです。
最近NHKでやっていた「スポットライト」では、
ソン・イェジンのしょうもない後輩記者役でした。
でも今回、最後の方で「刑事になればよかった」というようなセリフがあるのですが
確かに彼の敏腕刑事役は観てみたいなぁ
あと、ドラマ「ファン・ジニ」で、ハ・ジウォンのお母さん役が素敵だった
チョン・ミソンも写真店の女主人役で出てきました。
関係ないですが、次男が遂に新型インフルエンザにかかりました。
高熱が出ていましたが、薬が効いてきたのか、おかげ様で少しずつ快方に向かっています。
私は仕事も他の用事もキャンセルして、珍しく母らしく看病などしております。
(え?どこが映画の母の執念に共感できるって?・・・普段は執念のかけらもない母です・・・)
映画に興味のない方は、こちらに食いついてくださっても嬉しいです~
2009-11-18 19:55
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